2010年4月30日金曜日

興味深いお話(No.7) ~家庭教育の違い~

学術会議でスペインに行って来たムハマドが、帰国後初めてスクールの授業に出てきました。
運悪くアイスランドの火山爆発の影響で大混乱になった時期と重なり、帰国便は2日遅れとなってしまい、代金も倍額払ったとか。 おまけに飛行場もバスもホテルも大混雑で、本当に大変な思いをして帰って来た様子でした。
でも今日は、英会話の勉強をされたい御夫婦が体験レッスンに来られ、久しぶりに嬉しい時間を過ごす事ができたようです。(私も含めて)
体験レッスンが終わって、例の如く色々な事についてお話が弾みました。
その中の一部を御紹介させていただきます。
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ムハマド) あの親達はとても偉いと思います。なぜなら、子供がインターナショナルスクールに通っていて英語が話せるので、自分達も子供の英語の相手を家庭でしてあげたくて、
英語の勉強を始められるんでしょう?

私) そういう動機だったね。でも、それは日本人の親にはよくある事よ。「子供と一緒に学ぶ」とか、「子供から学ぶ」とかは、とても大事な親のあり方だと考えられているのよ。

ムハマド) シリアだったら、すぐ誰かを家庭教師のような形で雇って来て、英語の相手をさせると思います。まぁ、お金のある家庭の話ですけど。
でも、「子供と一緒に学ぶ」とか、「子供の相手をするために何かを学ぶ」とかの考え方は、あまり無いと思います。

私) そうなの? お金と言えば、日本には「親は塩を食べてでも」と言う表現があるの。「親は食べるのを我慢してでも、子供に教育を受けさせる」と言う意味よ。
2年前、ブラジルのある町を訪問した時に、そこの教育委員会の方達とお話をする機会があったの。
その時のこのお話をしたら、皆とても驚いていた。「ブラジルでは、そんな事は考えられない」と言ってた。その驚き様を見て、こっちが驚いちゃったわ。(笑)

ムハマド) 面白いですねー。シリアでは考えられますよ。僕のお祖父ちゃんは、まさにそういう人でした。
生活が苦しかったのに、私の父を含まれてますが、子供達を学校に行かせるため自分の事は我慢して、全てを子供の教育に注いだと聞いております。自分自身が学校に行けず、簡単な読み書きや計算を習っただけだったみたいで、余計にそう思ったのでしょう。
学校に行けず悔しい思いをしたからこそ、自分の子供達には何をおいても、学校に行って欲しかったのだと思います。

私) 偉いお祖父さんだったのね。日本にも昔は「寺子屋」というのがたくさんあって、庶民に「読み、書き、そろばん」と言う、基本的な教育をしてたそうよ。

ムハマド) それは、「寺」にあったのですか? シリアでも、そういう基礎的な事を習う所は「モスク」にあるんですよ!

私)へー、そうなの。その点は似てるのねー。

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*今回も日本人にとって「当たり前の事」が、「当たり前でない事」と気付かせてくれた会話でした。


ケーナ練習会を訪問

「みるくさーん、(私のハンドルネーム)あの英語のダンスを教えに来て!」との、ある方からのお誘いを受けて、益城の「木山城跡」と言うところに出かけていきました。

今尚肌寒い5月の風のそよ吹く中、9名の方々がケーナ演奏に励んでおられました。

経済もグローバル化なら、音楽はずっと以前からグローバル化が進んでいます。
南米の原住民の楽器ケーナも、このように日本の田舎でも練習される時代なのです。

練習が終わって、英語ダンスの時間になりました。
"You put your right foot out, you put your right foot in...."と、音楽に合わせて
動作をして行くと、これがまた盛り上がりました。

もともと、子供の英語学習のため考えたダンスでしたが、思わぬ所で役に立ちました。



T君は英語がベラベラです

2歳半のT君は英語が大好き、と言うよりも英語でお話できるのです。

この日もスクールに着いて、私と外国人先生の顔を見るなり、" Go inside. Let's make ABC."と素晴らしいネイティブ並みの発音で言ってくるのです。

わざと、" Is it cloudy today ?"と言うと、" It's sunny. It's not cloudy"と難なくこたえてくれます。

この成果はスクールだけでなく、家庭でも御両親と英語で会話をしている事が大きな要因と言えそうです。

「どちらかと言うと、英語で話す事が多いんです」との、お母様のお言葉でした。

何ヶ国語でも吸収できるのが、幼児期の言語能力なのです。改めて素晴らしいと思いました。

(動画を御覧ください)

2010年4月18日日曜日

私の散歩道

時々、「ここに住んで良かったなぁ」と思うことがあるものです。
私の場合、そのひとつにこの散歩道があるんです。
左手には果てしなく広がる畑地、右手には遙か阿蘇より流れ来る白川、正面には
真正面から臨む阿蘇山の全貌があるのです。

車もほとんど通らず、瞑想しながら散策するには最高です。


            土手には菜の花が満開です。

             白川の流れも最近はきれいになりました。








ピクニック

ここ数日冷たい風が吹き渡った、寒い春の日が続きましたが、
昨日と今日は春らしい晴天と暖かい風に恵まれました。

そこで、病気療養中の母と姪、そして旦那様をさそって、手作りお弁当をぶら下げてのピクニックと
なりました。

普段はこういう料理をしない私にとっては大変なお弁当作りでしたが、皆が「これは、おいしい!」とか言ってくれると、「またいつか...」とか思ってしまう単純さです。

目に新緑、耳に鳥の声、口に美味、と三拍子揃った、幸福なひと時でした。





2010年4月11日日曜日

春の私の一番の楽しみは、この古い納屋の壁一面に這わせたモッコウバラが、満開になる時である。
今年は昨年よりも、高い場所まで這わせて迫力満点...のはずだったんですが、先日の強風で上端部が倒れてしまった。
涙を呑んで、枝をカット。黄色い花の部分がその分、低くなり残念極まりないが、それでもやはり素晴らしい!
前の道路を通る人達も、足を止めて見入ったりしてくれる。
当たりはバラの香りが一杯で、それだけでも幸福感をもたらしてくれる。

                 本当は、もっと上部まで這っているはずでした
              
            香りも満点!


          もうひとつの納屋にも、「瞑想スペースwithバラ」を作りました


            でも、この椅子に座って瞑想する時間はまだ持ててない私なのです







2010年4月7日水曜日

興味深いお話(No.6)~アメリカでお産~

御主人のお仕事の関係で、アメリカにお住まいの「ちひろ」さんが、無事に女の子を出産されました。
本当におめでとうございまーす! 
日本女性の逞しさを披露できたみたいで、あっぱれでした。
ちひろさんのメールは、アメリカの出産環境がよく解かり、とても面白いです。
また、そこにはアメリカの医療事情も見え隠れしています。

では、抜粋して紹介させていただきます。

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アメリカでの出産で本当にどうなるかと思いましたが、
両親からもらった健康な体のおかげで
つわりもなく短時間&超安産で出産出来ました。

アメリカは無痛分娩が主流ですが私は日本人代表として(笑)自然分娩を望みました。
もし、無理だったらすぐに無痛に切り替えられると、ドクターも言われたので一安心でした。
さすがアメリカです!

最終的に予定日を過ぎちゃったので陣痛促進剤を使って出産したのですが、
夜から入院し、次の日の朝か昼ごろの出産予定だろうとのことでしたが
夜中の3時前に産まれちゃいました。
ドクターもナースもビックリしていて「次はもっと早く産まれるわよ~」っとお墨付きまでもらいました(笑)

母子共に健康だったのもあって次の日に退院でした。
アメリカの病院食はハンバーガー類で日本のようにおいしい食事は出ません。


また、何よりも、この前届いた請求書には120万円ほどの費用がかかったと明細がきました!
この120万円は自然分娩だったからで、
無痛分娩だとこれに無痛の薬や麻酔科の先生の日当?やらかかるようです。

恐ろしいですね。

もちろん、保険に入ってるので私達は一割弱の手だしで良かったのですが
オバマさんが決定した医療改革は
こういうところから直していって欲しいなぁと感じました。
なるのかな???

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