2011年11月25日金曜日

ローズ

先日、清和にある「ロンド美術館」と言う山合の私設美術館で行われた、小さなコンサートに出かけた。waltzと言う2人組のコンサートだったが、爽やかで風が吹き渡るような歌声に、あいにくの雨空も心の中では晴れ渡るような感じであった。
数々のヒット曲が上手にカバーされたが、その中で特に心に残った歌はこれである。
「THE ROZE」…日本名では「ローズ」。
今まで何度も耳にした歌で大好きな曲であったが、今回はじっくりと聞くことができて、改めてその詩に深いものが隠されているのに気がついた。
色々と調べてみると、何とこれは「THE ROSE」と言う映画の主題曲だったのだ。
ベトナム戦時中の60年代、アメリカを舞台に、酒と麻薬に溺れながらも歌いつづけた女性ロック・シンガー「ローズ」の愛と激情の人生を描いている映画だそうだ。
私もいつか是非ともこの映画を見たいと思っている。
ではその素晴らしい詩をみなさまに贈ります。





The Roseの歌詞(訳を付けてみました)
作詞(作曲):Amanda McBroom

Some say love it is a river
愛は川だという人がいる

That drowns the tender reed
柔らかな葦を引き込んでしまう川だと

Some say love it is a razor
愛はカミソリだという人がいる

That leaves your soul to bleed
魂を傷つけ血を流すカミソリだと

Some say love it is a hunger
愛は飢えだという人がいる

And endless aching need
満たされることがなく苦しい渇望だと

I say love it is a flower
私は愛は花だと思う

And you its only seed
そしてあなたはその唯一の種

It's the heart afraid of breaking

傷つき壊れるのを恐れていたら
That never learns to dance

ダンスの楽しみを覚えることはできない
It's the dream afraid of waking

夢が覚めるのを恐れていては
That never takes the chance

チャンスを掴むことはできない
It's the one who won't be taken,

与えられることはないだろう
Who cannot seem to give

与えることのできない人は
And the soul afraid of dying


死を恐れていては
That never learns to live.


生きることがどういうことか解らない




When the night has been too lonely
あまりにも寂しい夜が続くとき

And the road has been too long
そして、道があまりにも長すぎるとき

And you think that love is only
そして、愛は幸運で強い人だけが

For the lucky and the strong
持てるものだと思ったとき

Just remember in the winter
思い出して欲しい、冬の間の

Far beneath the bitter snows
冷たい雪のずっと下では

Lies the seed that with the sun's love
種が横たわっていて、太陽の愛を浴びると

In the spring becomes the rose
それは春には薔薇になるということを

(U tube でこの歌をお聞きください)

ひとり芝居

私の行きつけの歯医者さんは、この中嶋淳一氏の熱心なコレクターなのです。
待合室にはこのアーティストの作品が、程よくディスプレイされています。
この中島アーティストは本当に多才な方で、「一人芝居」も自作自演されるのです。行きつけの歯医者さん所有のギャラリーでも、時々公演が催されます。
私も毎回御招待いただきますが、これがまたユニーク&味わい深い作品なのです。今回は「リア王」で初演だとか…さらに楽しみが増しているところです。
その後、ディナーパーティがあるんですが、歯医者の先生の用意されるお酒は
特上品ばかり!
私としては、これも大いに魅力があります。そのパーティには中島アーティストも
参加され、自由にお話もできるんですが、いつもちょっとこわばってしまう私です。
(*´∀`*)





2011年11月15日火曜日

イギリスからスティーブンを迎えて


(刈り込んだ芝生がスティーブンさんを歓迎している感じでした)


(マイガーデンでのピクニック ランチ)

今、イギリスからスティーブンが来熊中です。
我が家でも2泊だけ滞在していただくことになりました。
昨日の9時30頃に我が家に着かれたんですが、1時間後にはさっそく地震
(震度2ぐらい)がありました。本人が気づくまえに通り過ぎましたが、「あれが地震だったんですねー」と生まれて初めての経験に、感慨深い様子でした。あf

午後はさっそく、私の国際交流クラブの集いをしました。
日本の庭とイギリスの庭を比べてのプリゼンテーションでしたが、
ただ単に庭を比べるだけでなく、その背後にある自然観、世界観、哲学といったものにもお話が及んで、なかなか興味深い内容でした。
参加者からも、「日本では人間は自然の一部との捉え方だが、西洋では
自然は人間が支配するものとの捉え方だと聞いたことがある。なぜそうなるのか?」等の深い質問も出て、スティーブンさんも印象に残る集いなったようです。

夜は、庭で外国人3人を招待してBBQを楽しみました。スティーブンさん、そして
私たち日本を入れると、何と5ヵ国の国籍が一同に集いました。
7時ごろから10時ぐらいまで、話題も色々で、心の底から楽しめるBBQでした!

2011年11月11日金曜日

興味深いお話 No.24 「日本の未来は… 」

5年ぶりにペルー帰国されたデニスさんが、熊本に帰って来られました。久しぶりのペルーはどんな様子だったのでしょうか。また、とても興味深い人に出会われたとか。
すっかりリフレッシュされたデニスさんにお話を伺いました。

私) デニスさん、おかえりなさい!5年ぶりのペルーはいかがでしたか?

デニス)とても良かったです。ペルーはそんなに変わってませんでしたが、景気が良くなってました。



私)そうでしょうね。ブラジルやペルーは景気が上向きのようですね。御両親も 5年ぶりに息子に会えて、さぞ喜ばれたことでしょう。





デニス)はい、私もとても嬉しかったです。日本に帰りたくないとさえ、思ったほどですが、そういうわけには行きませんからね。あっ、そうそう、ペルーに帰る時にヒューストンで飛行機を乗り換えたんですが、その時空港でとても面白い人に出会ったんですよ。



私)へぇ、それは良かったですね。で、どんな方だったんですか?



デニス)アメリカのフォード社の、ある中間管理職の方だったんですが、広島のマツダで10年間働いた後、アメリカへ引き上げられる途中でした。
私)えっ?どうしてアメリカのフォード社の人が、日本のマツダで働かれたんですか?
デニス)マツダが1979年に経営危機に陥ったんです。その時フォード社が、マツダ株の多くを買い取って、96年には約33%を所有してたんです。フォード社はマツダの筆頭株主だったんですよ。



私)そうだったんですか!、全然知りませんでした。



デニス)今は色々な要因で、持株率も11%に減っていますが、フォード社は「もうマツダは切り捨てる」と決めたそうです。なかなか利益が上がらないそうで、赤字が累積する一方だそうです。
私)そうだったんですか。フォード社がマツダ株を全部手放すんですねー。マツダも苦しんでるんですねー



デニス)その人が言うには、「リーマンショック等の外的要因ももちろんあるが、大きな原因は日本独特の伝統的で複雑な経営&生産体制にある」との事でした。何かひとつの事をきめるにも、たくさんの過程を踏まえないといけないでしょ?例えば「これを作ってくれと頼んでも、審議過程が長く複雑で、決定までに時間がかかりすぎる。また外国人が直接注文してもまず通らない」のだそうです。これは日本では当たり前ですが、諸外国からすると「クレイジー」とも見えるんです。

私)確かにその傾向があるようですね。私のスクール生も会社員が多いんですが、よく「会議で来れません」で欠席が多いんです。外国人の先生からすると、 「なんでそんなに会議が多いの?」となるみたいです。

デニス)日本国内ではそれで良いかもしれませんが、外国ではちょっと通じません。その点、日産やソニー、パナソニック等は、海外の開発部門は全て外国人で運営し、外国のやり方でやってますから、海外でも強力に展開してます。マツダは古い体質から抜け出せないみたいで、それが利益が伸びないひとつの大きな原因となっていると、フォードは判断したみたいです。

私)グローバル化がどんどん進み、多くの企業が日本国内だけでは生き残れなくなってますから、改善すべき点は改善しないといけませんね。

デニス)その人はもう一つ、心配な事を言ってましたよ。
「日本では小泉政権以降、毎年総理大臣が変わっていて、政治がとても不安定になって来ている。はたしてそれで、これからの日本を強力にリードして行けるのだろうか?普通はトップがそんなに変わっていては何もできない。」

私)確かにそうですね。国内では「誰が総理になっても同じ」ぐらいの捉え方なのですが、海外から見ると政治の弱体化に映るんですね。

デニス)その人も言ってましたが、「日本の文化や人は本当に素晴らしい。日本は大好きだ。しかしこのまま行くと、日本の未来はないと言わざるを得ない」
僕も同感なんです。 I love JAPAN !

2011年11月10日木曜日

フォト575を作品展示

昨夜のKSN新人交流会に出品させていただいた作品を、ここに紹介記録させていただきたいと思う。



「人に見せる」と言うのは、すごいパワーが出るもので、今までよりも少しましな作品が出来たようである。



             " 直感と  内なる声に  耳すまし "












ある朝、庭の草取りをしていてこの蝶を見つけました。

与えられた生の最後を迎えようとしていた時だったに違いありません。
羽はちぎれ、息も絶え絶えでした。
しかも周りには多くの蟻が既に群がり始めていて、
自然の掟の厳しさに心打たれてしまいました。

ちょうどこの頃、アップル社の故スティーブ ジョブズ氏のスピーチが話題になってました。
「自分の内なる声と直感を大事にせよ。それらは貴方がどうなりたいのか、
何をしたいのかが案外分かっている」

ジョブズ氏もこの蝶のように短くも燃焼し切った生であったことでしょう。






2011年11月2日水曜日

ハロウインパーティ2011

今年もハロウインがやって来ました。
今回はお二人のストーリーテリングを盛り込んだ、内容深いものとなりました。
あいにくの雨でしたが、近くを「トリック オー トリート」できて、子供たちも
盛り上がってました。