2016年6月30日木曜日

この詩に感動!

熊本地震に、東北大震災での自分の悲痛な経験を重ね、悲しみ、苦しむ・・・

「くまもと・歴史文学館」での文章勉強会に参加していますが、
福島のある女性による、そんな感動的な詩を紹介していただきました。

選び抜かれた言葉、赤裸々な体験、私達熊本の様子に思いを馳せる優しさががジーンと伝わって来ます。


この素晴らしい詩を紹介させていただきます。



         願い   あんざい のりこ





パッキングが緩んだ蛇口みたいに

きりなく涙がポタポタ  

腕の中で息子の息が止まったとき

どこかで壊れてしまった私に

まいにちが追い討ちをかける

犬のようにつながれた幼児

衣装ケースにとじこめられ死んだ子供

そして今熊本の

崩壊した橋の下に押しつぶされた青年に

ますます緩むパッキングから

涙ばかりが途方にくれる



不条理がひとの現世だと諦められる

線はどこから引けばいい



デジャブーのようにひろがる

体育館や駐車場に横たわるひとびとは

この前の私たち

地震なのか眩暈なのか

わからなくなるほど揺れていた

他人が食べてるカップ麺を

うらやましげに見てた孫達が見える

終わったかのように忘れられるフクシマ



取り替えのきかないパッキングから

おちる放射能まみれの涙は

わたしたちだけでいい

どうぞ 原発を止めて下さい  はやく



泣いて泣いて泣いても立ち上がれる

     諦めの線を引ける境目はきっとそこ          

2016年6月27日月曜日

BBQを楽しむ

 わー おいしそう!

梅雨の晴れ間だった、先週の日曜日にBBQを楽しみました。
集まってくださったのは、チケ先生ファミリーと2件の生徒さんファミリー、そして私のハズでした。
特に益城町にお住いのTさんファミリーは、大地震そして大雨と災害をくぐり抜けられ、大変な時を過ごされてきました。

今後に向けたエールを送る気持ちも込めたBBQでした。

この日のBBQランチが、子供達の楽しい思い出となりますように・・・




2016年6月22日水曜日

詩を書いてみました

先日、県立図書館の「文章勉強会」に出席しました。
課題は「地震」です。
自分の体験を詩にしてみました。


カテゴリー  NARUMI


自分にとって新しい
地震後に入れられたカテゴリー
「被災者」

私の被災の程度はごく軽い
でも外部から見たら
そんな事は関係がない
「被災者」
 
それぞれの言葉のカテゴリーには
独特のイメージがくっついている
自分とこの言葉の持つイメージが合わない

深刻な被害を受けた人の中にも
同じような違和感を持つ人も
いるだろう

社会的にはカテゴリーを作らないと
どうしようもないのは分かっている
しかし
この違和感は消せない

これから先も
予期せぬ言葉のカテゴリーに
入れられて行くのだろうか

前期高齢者
後期高齢者
独居老人
要介護者etc

そして違和感を感じつつも
それに当てはまる
自分になって行くのか

それでは
あまりにも自分がない


せめてもの抵抗として
人を見る時は
自分を見る時も

その人自身
自分自身を見たい

カテゴリーで見る前に





2016年6月9日木曜日

自然からの贈り物

600坪は超えている我が家の敷地、そこで当然発生するのが「お庭のお世話」である。
英語で言えば"Gardening"となる。

人から「大変ですねー」と、よく言われる。
正直言って、大変といえば大変である。でも、楽しいと言えば楽しい!
なるだけ工夫して、草取り等の作業を少なくしている。
その成果か、今は「自然遊び」といったところとなった。

特にこの時期は、光の変化が素晴らしい!
早朝の作業中にふと見上げると、光の自然芸術にハッとする美しさを感じる時がある。
汗を出して励んだことへの、自然からの贈り物と言えそうだ。


朝陽に光るアジサイ

葉が朝陽に透ける美しさ